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2024/01/04 23:55

屋号とロゴマークに込めた想い
~雪とBlueへの想い~
空に舞う白い雪。
美しく儚い六華の結晶。
美しく儚い六華の結晶。
雪の音、雪の香り、澄んだ静寂につつまれる雪の空。
幼いころから、雪の世界がただただ好きでした。
大切な我が子が、雪の事故にあうまでは。
我が子は戻ることができましたが
戻ることがかなわなかった命がありました。
そこからしばらくの間、私の心は白と黒の世界でした。
写真や映像で雪を見るのも、つらい時期がありました。
写真や映像で雪を見るのも、つらい時期がありました。
ふたたび雪を もっと深いところで愛するようになれたのは
製作活動や読書を通して ゆっくりと
自分の心と、世界の美しさと 向き合えたから。
その製作のなかで自然と自分のカラーになったBlue。
Blueは、水の色、空の色、かなしみ(愛しみ、美しみ、悲しみ)の色、そして 祈りの色。
雪とBlueには、
たくさんの想いと祈りがこもっています。
~札幌(北海道)への想い~
世界的な気候変動が続く中、雪の街であり続けることができるであろう、とされている数少ない都市のひとつ、札幌。
雪の街ならではの美しさを、25年間関東で暮らしたからこそ一層強く感じられるようになりました。
雪解けの季節の、土の香り、水の香りに心を躍らせ
やわらかな陽ざしの中、梅の香りと桜の香りを一緒に楽しみ
ライラック、スズラン、ルピナス、リンゴの花……
次々に咲く花々の美しさに心をうばわれる春。
YOSAKOIソーランなどのお祭りや、縁日、盆踊り、花火大会…
あっというまに過ぎ去っていくからこそ、ひとつひとつを大切にしたくなる夏。
そして、寒暖差が大きい北国ならではの色鮮やかな紅葉が美しい、秋。
イチョウの葉が地面を黄色く染める頃
初雪がひらひらと空から舞い降りてきて…
やがてまた、あたりは一面銀世界に。
幼いこどもと買い物袋をソリに乗せて歩くお母さんの姿。
澄んだ空気によく響く、雪遊びする子ども達の笑い声。
雪あかりで夜道は明るく
香りも音も雪に吸い込まれる、雪国ならではの美しい静寂。
雪の街、札幌(北海道)のうつくしさに
あらためて感動しながら暮らしています。
We are like a snowflake,
all different in our own beautiful way.
―――by Unknown
ひとつとして同じ形のない雪の結晶。
環境の影響を受けながら、それぞれに美しい形に結晶化する雪。
人の生き方も同じ…と思うと
雪の結晶も 人々の生きる姿も
なお一層、美しく感じられて大好きな言葉です。
ロゴマークには、そんな私の雪への想い、札幌(北海道)への想いをこめて、雪の結晶とシマエナガをあしらいました。
マークにさりげなく入っている「M」は、Miki の頭文字です。
細やかで繊細で、透明感のある
世界でたったひとつの小さな世界。
これからも
雪の街札幌で
雪の音、雪の香りを感じる小さなアート作品をつくり続けていきます。